施術方法の一つに運動鍼があります。(・ぎっくり腰・坐骨神経痛・捻挫・肉離れ・寝違い)などの症状でこの運動鍼を用います。
身体を動かした時の痛み
筋肉の血行がわるい事での緊張からくる痛み。これは筋肉と筋肉とが連結する場所、筋肉がスジに移行する所に疲労原因とする傷害が起こり悪くしてしまっている状態です。重い物を持った。草引きなど同じ態勢が続いた。他にもスジや靭帯の問題。骨に付着するスジ、靭帯に耐えられる以上の負担が加わったり、過去に捻挫等で傷害を受けて十分な回復がされないまま、同じところを傷めてしまった場合などが考えられます。
運動鍼用いる手順
ぎっくり腰、坐骨神経痛の場合は筋肉の血液循環の改善や緊張を和らげた後に前屈位にて、運動鍼をハムストリング筋、大腿部後面の筋肉に行います。捻挫、肉離れの場合は、関節の可動域等をできるだけ緩めてあげたうえで傷めているスジ、靱帯に負荷をわずかにかけて運動鍼、お灸を行い傷害を起こしてしまっているスジ、靭帯を正常な状態に戻していきます。
寝違いでは、頚部、背部の筋肉を和らげた上で、患部に運動鍼を行い痛みを起こしている筋肉の血行を改善していきます。立ち仕事、同じ動作が続くことで筋肉が疲労して柔軟性が維持できなくなった状態や神経に傷害を起こした神経痛の場合なども運動鍼を用いることで早い回復がのぞめます。