鍼灸院ご利用のお客様の状態は腰の痛みを例に取りますと筋肉を傷めて起こったのか、神経痛で痛むのかによって鍼処置の仕方、ツボ選択は変わります。そして見立てにおいてお医者さんと違う点、それは、お一人毎の現在の体調(精神的肉体的疲労は過度の状態でないか、睡眠時間は十分か、食欲はあるのか、食べ過ぎ、水分の摂りすぎはないか等)。体質(活動的なのか静的なのか、気遣いしすぎるかどうか、不安心配性か等)を見る事です。
症状回復等に体質が関係する?
お医者さんは症状を診ます。鍼灸師は体質、体調を見立て、今お困りの状態に繋がる要因があるのか見ます。
そのため患者さんに状態の説明をさせて頂く時、「水分の摂り過ぎが続き体に停滞してしまった余分な水分が体を冷やし現在お困りの腰の痛みを起こされていますよ」とお伝へすると「暑い夏に熱中症予防で摂っていた水が関係するのか」と驚かれる方もあります。
早い回復のために!
患者さんの状態で施術の間隔が大切になります。それと伴にご自分で行って頂くツボ刺激が回復を早めることがままあります。状態、体質、体調から数箇所のツボをご指定いたします。そこにツボ刺激療具(パッチ型、刺激具)を用いて適量のツボ刺激をしていただきます。
ツボの場所は、目印となる関節の突起部から何センチ上にありますと言うように、判りやすく矢印バー(下記写真参照ください)をお渡ししてツボが明確にわかるようにしております。また刺激の加え方、回数など図を用いてお伝へしてご自宅でのツボ施術を行なって頂いて早い回復を図れるようにしております。
