指のこわばり、手首の痛み、そして肘の痛み、だるさで来院いただいた場合、はじめに鍼灸施術でチェックしないといけないことは、今の状況は首での傷害が関係しているのか?。局所的な手首、肘のスジを傷めたためなのか?。これら判別することが大切となります。
まず痛み、しびれが腕のどの辺りで起こっているのか、それは腕の筋肉の間を走行する神経に沿って出現している場合、そして訴える状況は痛みより、ダル痛さを主訴としている場合は、首から出て走行する神経が首肩で傷害されて起こった状態だと判断がつきます。首にあるポイントへ鍼を行います。
手首や肘などの局所を中心とする傷害である場合。判別するのに、役立つ方法があります。タオルを絞る動作をしていただいたり、ボールを掴んだ時に指の付け根や手首、肘に痛みを感じるときは局所の指や手首を伸ばす伸筋に傷害あると判断がつきます。その時はスジに沿って鍼、もしくはお灸での処置をさせていただきます。
原因を首を中心とした神経を刺激する方法とするか、筋肉とスジが結合する筋連結と呼びますがその部位を刺激する術を選択するのか判別できることが術者の力量とも言えるかもしれません。
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中浦鍼灸院
