原因は
肩関節周囲炎には鍼、灸の効果が期待できます。肩関節周囲炎が、筋肉の疲労や末梢神経のトラブルによって起こるケースが多いからです。訴えられる状態は肩を90度以上あげることが困難、これは伸び縮みする筋肉が疲労することで起こる事が多いです。末梢神経が関連する状態では、お仕事中や、家事等で動かしている時は辛くないのだけれど、くつろいでいると肩、腕にだるさ、痛みが起こり夜も十分な睡眠が取りにくくなります。
見立て
筋肉疲労を改善する鍼施術は直接痛む患部を刺激するとともに、筋肉の緊張を緩めるツボも同時に利用します。
末梢神経トラブルによる肩関節周囲炎は傷む局所も大事な施術ポイントなのですが、それよりも神経の元をたどり、どの箇所でトラブルあるかを見出すことが大事です。
どんな効果
鍼は疲労した筋肉の血液の流れを改善する働きがあります。また末梢神経の興奮を元に戻し、興奮を鎮めていく働きがあります。それで肩関節周囲炎の末梢神経トラブルに良作用を期待できます。お灸は肩の関節、スジ、靭帯に過労等からの熱を持った時の痛み、痺れがある時に有効です。
最近も、息子さんの進学の準備で気疲れされた親御さんが肩の凝りと痛みを訴えられて来院されました。また、調理でゴボウのささがき、キャベツを大量に刻んで痛みを起こされた方がおられました。筋肉や末梢神経のトラブルに鍼灸は有効です。肩関節周囲炎でお困りの方はどうぞ御相談ください。