HSPとは
HSP。「Highly sensitive person」、 敏感すぎる私と訳されるそうです。1990年代アメリカの心理学者エイレン・N・アーロン氏が「些細なことにもすぐに動揺してしまうあなたへ」と警鐘を鳴らしたのが始まりだそうです。
以前より低気圧の接近で気圧変化から、持病の神経痛等の体調変化は知られていたことですが、現在では、街に溢れる明るい光、強い匂い等を敏感に感じ取り体調に異変を感じてしまう。周囲の変化、場の空気、雰囲気を敏感に読み取り、自分にストレスを荷重させるように感じとってしまう。相手に自分を合わせようとしてしまい気遣いが重なり気力や体力を消耗させることが要因とも言われています。他の原因としては、幼児期での生活環境の辛さ、苦しさが大きく関係するとのことです。診断基準は数値化されておらず、専門家によるHSPの可能性ありと診断のつく方が全人口の15%に達するとのことで認知されるようになりました。
これまでにわかっている事
専門家の話をまとめると以下のような情緒、行動を示す方がHSPに移行しやすいと専門家は警鐘を鳴らしています。
・物事を慎重に深く考え行動する人
・周囲の情報から影響を受けやすい人
・共感性の強い人
・些細なことに気付きやすい人
東洋医学の見立て
何か気分がすぐれない、首肩がいつもよりひどく強張るなどは、知らず知らずのうちに気遣いの連続が原因しているのかもしれません。西洋医学で的確な治療ができない症状の中には、東洋医学のメンタルの「気」、体力コントロールの「血」、体温調整の「水」を上手に巡らせてあげることで気分が良くなることがあります。
いつもと違うご気分、体力面の変化続かれる時はどうぞご相談ください。メンタル面は「気分がすぐれない時」「不安とは」でも解説させていただいています。