痛みの原因
膝をひどく傷めた経験のある方はその痛みの鋭さが、頭に差し込むようで耐えがたいと訴えられます。病院で膝を傷めた時の診断名として膝関節周囲炎、変形性膝関節症、半月板損傷などがよく知られています。MRIで特発性膝骨壊死と診断される場合も最近では多いようです。膝の骨壊死となると鍼灸施術では早期の回復は難しいです。
早い施術対応が大切
膝関節に痛みを感じられた場合には早くからの手当が有効です。痛みが最初に起こるのは膝の内側面です。3っの筋肉がやや広がって付着する部分で、その形がアヒルの足に似ていることから、鵞足と呼ばれているところです。この箇所が傷んで施術を始めた場合あまり時間を要さずに回復していきます。
鍼灸での見立て
施術は鍼とお灸を併用して行うのが有効です。ただし、お灸は苦手、お灸痕気にされる方いらっしゃいますので、施術時には状態説明、鍼、灸併用を希望される等の相談をさせていただきます。そしてお客様の同意をいただいたうえでおこないます。
膝を傷め来院されると膝周囲のみの鍼灸施術とお思いの方が多いですが、体の水分代謝を良くしてあげることで早期の改善につながることもしばしばです。また、腰や臀部筋肉の緊張を緩めることも大切です。そのために用いるツボは、お腹、大腿部、上肢にあったりしますので、それらツボも用います。初めてのお客様には、ツボ使用の説明もさせていただきます。その時、お客様言われることが、「膝を傷めてきているのに、なぜお腹を出さないといけないの?」これは当然のご質問かと思います。その時は丁寧にご説明しています。
