筋力維持のために
当院で膝が痛い、坐骨神経痛で施術され、状態が良くなって次には予防のために定期的に来院いただく方から「この歳で筋肉まだ付くの?」「最近転びそうになる」等のご相談を受けます。その時は運動を続ける事。散歩、グランドゴルフ、スイミングご自分の続けられそうな運動でとお答えしています。
運動による効果
骨格筋の中でも随意筋(自分の意思で思いのままに動かせる筋肉のこと)この筋肉は縮む、伸びるの二つの運動を神経の指令を通じて行なっています。今日は歩く時少し歩幅を大きく、早く歩いてみよう。こんな時は筋肉が縮んで足をいつもより高く上げたり、縮む伸ばすの間を早くして足の運びを早くしたりします。血流は良くなり運動後の爽快感感じられます。
筋力アップで得られる事
骨格筋の中に抗重力筋と言って姿勢を支える、立位でのバランスを取るために働く筋肉があります。こちらが弱ると歩く時の転びそうになる、ふらつき感が起こってきます。こんな時自分の弱りを感じてしまいます。気持ちが弱り外出もあまりしたくない、介護は必要ではないが力も出にくい。この状態がフレイル。年齢を重ねるとこうなるのです。でも、動かせるところ動かしているとまた気分良くなってきます。
中浦鍼灸院ではお客様に今感じている体の不安を存分にお話しいただいています。それら不安の中には誤った情報からの過剰な不安も含まれています。余計な心配をしなくていい事がご理解いただけると、今まで御自分が抱いていた不安が取り越し苦労だったともわかり、帰られる頃には、「あーぁ、不安が少なくなって、気持ち軽くなった。後は運動やるしかないね。自分のことやもんね」そう言って帰られます。術者のこちらは、お客さんの後ろ姿に「頑張って」とお声がけするだけです。痛み、痺れなどの不快状態は治していくこと可能です。でも筋力つけるのは励まし、あとはご自身で頑張ってもらうしかないですね。