令和5年10/15 大分県鍼灸師会主催の講習会に参加しました。
講師は、訪問介護ホームヘルパー事業所代表の秦邦仁先生です。
講習内容
お話は、現在は何不自由なく、お元気にお過ごしの高齢者(高齢者は何歳からなのか?世界保健機関(WHO)では65歳以上。日本の場合行政上の目的で道路交通法では70歳以上。今回のブログでは高齢者はご自宅で70歳以上の健康で自立できている方としています)。でもいつかは死を迎える。その死までをどこで迎えたいのか考え、その間で知識として知っておくと良い介護事情。これらを先生ご自身のご健在であるご両親が、これから万一、介護や施設入所が必要になった場合を想定してのやり取りを例に、わかりやすく介護の現状をお話頂けました。
テーマ1
内容を2つのテーマに分けて書いています。
1:高齢者、これからの自分を知る。
2:高齢者は介護施設でお金はいくら必要。こちらは、高齢者と介護に関する講習に参加part2にて(こちら)
1:高齢者、これからの自分を知る。
こんな質問の統計があるそうです。
Q この先どんな環境で生活し、死を迎える時は?。
答えは次の4つに分かれたそうです。
1 ピンピンコロリで
2 病院で
3 介護施設で
4 自宅で
1と2は自己選択が不可。3と4は自己選択が可能。
現況は
2023年日本で100歳以上の人口は9万2139人(女性8万1589人男1万550人)。人生は100年時代に突入です。
人生 80年時代、リタイア後のセカンドライフは約20年。
人生100年時代、リタイア後のセカンドライフは約40年。
60歳定年制だと人生100年時代のセカンドライフが就労期間よりも長く80年時代の倍になります。
(実際は就労期間の延長もしくは別の仕事に就かれる事あり。)
これからのセカンドライフが長くなる事に間違いありません。高齢者は家族、周りの方へ迷惑を掛けていない、今の状態を維持できると考えています。しかし、現況を維持出来ているかどうか、判断できるのは誰?ご自分では現在の心身の状態の良し悪しは判断できない。
当院でも、来院された腰痛のお客様、原因が「ご主人の看病疲れ」と、「運動が足りず年齢からくる筋力低下」ですとお伝へしても、「なんで自分の腰が痛くなったのか知りたい、変わった事はしていない。」いつも通りの生活送っている中で、ご自分の年齢に伴う筋力の衰えが原因であることを信じられない。こういったケースはままあります。
先の質問のご自宅でセカンドライフを最後まで、このためにはご本人の努力が必要なのと、サポートが必須うです。
当院にも「体調をよくしておきたい」からとのことで定期的に施術にお見えになるお客様おられます。見させていただくことで、筋肉の大きさ、緊張の度合い等から歩く時間、トレーニングの内容などをより的確にお伝えすることができて、喜ばれております。
