目眩(めまい)
ラジオ「NHKマイあさ」で日本から3200km離れたパラオ共和国の言語がトピックされていました。過去に国際連盟の委託統治で日本から25000の人がパラオに住んでいたそうです。そのため物の名が日本語由来で今も使われているそうです。新たな造語もあるとのこと、その一つに「頭、蚊取り線香」これは混乱して「頭がぐらぐらする時」使われるのだそうです。聴いていてなるほど、わかる。ひょっとして、日本で「今忙しくて、頭蚊取り線香やわ」で意味通じ合えるかもしれません。
春先の目眩
今回は、頭がぐらぐらの、目眩を取り上げます。めまい起こしやすい春。だんだん温かくなると着る物の調整が難しい。例えば、外出時まだ寒いかもと、トックリのセーターで出かける、途中温かくなりすぎて少しのぼせた感あり気分が悪くなった。このような経験される方お有りかと。首周りからは熱発散されやすく、体熱が頭にこもり過ぎないようにする働きあります。当院をご利用いただく方の中に、まだ寒いかもしれないと用心のために厚着をされて来られる方あります。この用心が主訴である目眩の原因となっている場合あります。
メンタルからの目眩
温かくなり、活動もしやすくなる、体の中では血液の回りも良くなる。同時に御自分の性分も活発に現れ不具合、不調をきたす場合があります。これを東洋医学で温病(うんびょう)と呼びます。春先に現れる病態の一つです。几帳面な方は、家の片付けや処理したいお仕事、ここまでは済ませたい、その結果やり過ぎる。また、こうであらねばで融通が効かなくなりやすく疲れやすい。心配性の方、クヨクヨ悔やんでしまいがちな方は、例えばいつもと違う時間にトイレに行きたくなる、またはいつもの時間にトイレに行かない事で、どこか体調不調あるのかと心配してしまう。こんな東洋医学、温病(うんびょう)が災いしてメンタル面の不調となり結果、目眩につながることあります。メンタル面の不調が絡む目眩は施術による改善に時間必要な場合あります。春を迎えての体調の変化にも鍼灸は対応できます。体調の不具合、メンタル面の不調はご相談ください。
