「怖れ」と「恐れ」
感情の高ぶりが心身へ負担をかける。「楽しい日本パート5」は、「おそれ」を取り上げます。「畏れ」感情を除いた「おそれ」には、「恐れ」と「怖れ」を思い付きます。東洋医学で「恐れ」と「怖れ」は心と体へ負担をかける別々の感情としています。
「怖れ」
「怖れ」からくる感情が、心と体へ大きな負担を掛けてしまう。例えば職場、学校等で自分は周りからどのように見られているのか? 友人、上司や同僚、先生等から正しく評価してもらっているのだろうか?疑念を持ち始めると、不安感を生み出してしまいます。何事かをしていても気になること等が頭をよぎり集中できなくなる。メンタル面や身体に負担を掛けてしまいます。結果、登校拒否や通勤拒否、胃腸の不快感(下痢、腹痛)。熟睡感がない。などの状況が生じやすくなります。
「恐れ」
「恐れ」感情が心と体に負担をかけると、臆病になりやすい。例)メンタル面でも身体面でも日頃は強靭で頑張り屋さんな方が、疲労蓄積等で心、体にストレスを継続してかけると肩こりや腰痛など、どこかに不調を感じるようになります。そしてなかなか改善しないと、「なんで元気な私が、なぜこの不調に陥ったのか」分からなくて余計に不安状態に陥り、そこから抜け出せなくなることあります。この状況でのお客様が来院されると「頑張りすぎて疲れましたね」こちらが御声がけしても、お客様からは、「いつも通りのことしていただけ」との返答、ご自分が疲れてしまっていることを容易には認めてくれません。ただただ、肩がこる等の主訴が良くならない事を、他の病気の前兆ではないのだろうか等でオドオドされ恐れてしまいます。この状態にある方は、やる気が起こらないと言われます。
鍼灸は有効
東洋医学鍼灸では、感情が引き起こすストレス状態「恐れ」「怖れ」それぞれに応じた「ツボ」での処置が可能です。気持ちの持ち様がストレスを生じさせることはあります。お悩みの方はぜひご相談ください。
