鍼灸でいう「気」とは
鍼灸は「気」という目には見えないエネルギーを循環させる東洋の医学です。
目には見えない「気」を実感することがありましたのでご紹介します。令和6年10月19日、20日と保育士国家資格を得る保育士試験がありました。私も受験してきました。保育士資格を得るには、9科目の試験があります。出題分野が法律関係、過去から現代への保育等に関わった人物、事項。子どもの成長に関わる事柄、そして試験では細事にわたり出題されるために勉強の範囲が広いなかで試験に合格しなくてはなりません。独学で勉強して受験合格することはなかなかの難関です。その試験中に試験官の方々がざわざわ動かれ始めました。何事かと様子を伺うと、数列隣の受験生女性、急に鼻血が出てしまったらしくティッシュで鼻を抑えられています。鼻付近を打撲して起こった出血ではありません。ここからは、私個人の見解になります。本試験の精神集中で「上気」した。「上気」とは循環している「気」が何らかの原因で停滞した結果、上半身に「気」が集まり過ぎた事を言います。この鼻出血の女性、試験に取り組む中で上半身に「気」が集まり過ぎた。「気」が集まり過ぎると熱を帯びてくるので、それを解消する方策として鼻出血を体が起こさせた。
「気」の循環わるいと
こういったことは精神の集中、継続したストレス等で頭痛、腹痛、下痢等でも起こってきます。「気」の循環に変調をきたすとさまざまな状態が体には起こってきます。体の変調があると、まずは病院で検査を受けられますが、「気」の巡りを悪くしての体調のわるさは検査の結果に異常としては出にくいです。悩まされる頭痛、下痢や緊張を感じると起こる腹痛等に鍼灸は有効です。
最近の当院では
私事ですが、保育士試験挑戦しているのは、鍼灸施術に「小児鍼」があります。夜泣き、かん虫。おねしょが治らない、食が細いなど、子どもさんの成長をサポートできる素晴らしい東洋医学の施術分野です。お子様の成長のお手伝いが東洋医学の立場からと、年齢にともなう成長を保育の専門家としての立場、両面からできればと考え、保育士資格取得に頑張っています。
