今年の夏は
令和6年の夏は、異常な暑さでした。今日10月9日、通勤時周りを見ると彼岸花がまだ綺麗。柿の木に実が着いていない。気象庁からこの夏が異常気象の報道はされてはいませんが、テレビ、ネット上では盛んに異常気象と言われています。衣替え時期の今なのですが、半袖、短パンはまだ必要そうですし、長袖もズボンも用意しないといけない。
季節変化と鍼灸
心と体も季節の変わり目時期は外部環境からの影響を受けてしまいます。寒暖の気温差、気圧、日の出が遅くなり、日の入りが早くなる、「秋の夕べはつるべ落とし」まさに今の時期ですね。
寒暖の差は、体表面から体の余熱(汗として排泄する熱)を出す気の出入り口の開閉が上手くいきません。そのため出さないといけない熱が出ず、子供さんでは急な発熱、大人では肩こり、五十肩、腰痛など。また皮膚面を閉じておかないといけない時に閉じられず外部からの冷気を体に呼び込んだりすることで食欲不振、体のだるさが続くなどの状態を引き起こします。
気圧さは、血管の収縮拡張を短期間に起こさせ自律神経の不調、不眠、寝つきの悪さ、頭痛など引き起こす原因の一つとなり、気象病とも言われています。
日の出日の入り。日照時間が夏場より短くなることで脳内ホルモンのメラトニン分泌時間の変化でご自分の体内時計に時差が起こりなんだかぼーっとしてしまう、やる気が起こらないなど漠然とした状態を招く一因となるようです。
上記の季節変わり目の不快状態には鍼灸施術が有効です。鍼、お灸という術を用いて「ツボ」刺激します。
お一人お一人の体調に合わせ。適量の刺激。ツボに与えます。あとは体が反応してくれます。反応とは良好な作用で高ぶつた興奮は抑える。反対に抑圧された状態はプレッシャーを解いて快適と感じられる状態へと戻していきます。
最近の当院では
最近、「鍼灸施術受けるのは初めてなんだけど」と言われる方が増えてきました。東洋医学鍼灸は皆様にお役立てできる医療です。体調がすぐれない、お身体でお困りごとある方は是非ご相談ください。
